2016/7/3(日)にパセラリゾーツ秋葉原電気街店にて主催した、
『ErogeLT #2』のレポートです。(当日の模様の動画)
オープニング2回目開催にあたっての簡単な挨拶と注意事項についてお話しさせていただきました。
今回は事前に予告していたとおり、13:30から生放送を開始できたのですが、
パセラのフリーWi-Fiが非常に不安定で、全編テザリングで生放送をお届けしていました。
ion昔のエロゲブランド公式サイトをInternet Archiveで見てみよう オープニングから引き続き、まずは1枠目を担当しました。
これは私が発表してきた中でも比較的柔らかめの内容で、
Internet Archiveの
Wayback Machineを使用して、過去のエロゲの公式サイトを見る"だけ"という発表です。
現在も活動が続いているブランドを中心にピックアップし、
2000年前後はどういった内容が書かれていたか、HPはどんな構造をしていたかなどについて主にお話ししました。
当時を知るベテランエロゲユーザの方にとっては懐かしく、
それ以外の方にとっては温故知新的な楽しみ方ができると思います。
つばめさん因子分析でエロゲーを4種類の数字で説明する今回初めて参加していただいたつばめさんの発表です。
ブログ(
今日から始めるゲーム統計学)で批評空間に関する統計解析の記事を書いていたり、
それを本に纏めコミケで頒布していたりと、批評空間ガチ勢と言っても過言ではない方です。
発表では批評空間のPOVデータを因子分析し
全てのエロゲを4つの因子で表すという試みについてお話しいただきました。
最終的に4つの因子から、主成分分析を用いることで2次元のデータになるのですが、
そのグラフを使用した分類が、エロゲユーザの感覚によるジャンル分類と近しいものがある、
というところが面白い結果でした。
今回つばめさんにはErogeLT #2のため、かなりの遠方からお越しいただきました。
本当に有り難うございました。m(__)m
今年の冬コミにも参加されるかもということなので、
発表を聴いて内容を深く知りたくなったという方は、頒布本を手に取ってみてはいかがでしょうか。
ionマルコフ連鎖を用いたエロゲストーリー自動生成システム 主催2枠目です。1枠目が歴史っぽい話だったので、2枠目は技術っぽい内容です。
先日公開した『
エロゲストーリージェネレータ』の解説に関する発表で、
公開時にブログに解説記事を書かなかったので、今回ちょうど良いと思い、
どういった仕組みでストーリーが自動生成されるのかをお話ししました。
とはいえ、仕組み自体は非常に簡潔なので、間が持たず、
最終的には実物で遊んで、参加者全員でわいわいする流れになりました。
downsunさん時代の流れとエロゲ作品 -To heart を例に-前回も参加していただいたdownsunさんですが、
今回も前回に引き続きエロゲの歴史に関するお話をしていただきました。
Leafの代表作『ToHeart』を例に挙げ、エロゲの歴史を振り返る際、
物の見方によっては間違いを引き起こしてしまうので、それに注意しようという内容です。
エロゲだけじゃなく、汎用的にこの考えは持っておいた方が良いのかもしれないなぁ、
と考えさせられる内容でもありました。
ion中古価格が高くなるエロゲのつくりかた 主催3枠目で、これが今回3つの中で最も注力した発表です。
内容としては、批評空間においてどのPOVが付いていれば、
中古価格が高くなる傾向にあるのか、ということを明らかにするものです。
発表の前半では、グループ別にPOVと中古価格についてのグラフを見て、
どのPOVが付くと中古価格が高くなるのかを考察し、
発表の後半では、そのPOVを使用して、
中古価格が高くなるであろうエロゲ、逆に安くなるであろうエロゲについて、
企画案を考えてみようという流れになっています。
クロージング今回の感想や、次回開催についてなどをお話ししました。
LT終了後今回はソフマップでお買い物をした後、
ベルサール秋葉原で開催されていた5pb.祭りのステージイベントを観覧しました。
「アドベンチャーサミット G7」というタイトルで、
過去と未来のADVゲームについて座談を行うという内容でした。
美少女ゲームだけでは無く、一般的なADVゲームも交えて広い範囲の話だったので、
個人的にはそこが面白くもあり、美少女ゲームだけに特化して聴きたい気持ちもありといった感じでした。
その後は『東京トンテキ ヨドバシAkiba』で打ち上げ兼反省会。
店舗や時間など前回から引き継いだ点、曜日など前回から変更した点や、
次回開催する場合の参加者を増やすための新たな試みなどについて議論しました。
次回、『ErogeLT #3』ですが、11月あたりに開催の予定です。
#1、#2よりは参加のハードルが低くなる予定なので、
開催の際は、参加の方を御一考願えたらと思います。
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